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2001-12-11 ArtNo.27799
◆経済監視センター、GDP予想成長率を5.7%に再度下方修正
【ムンバイ】中立的経済調査機関、インド経済監視センター(CMIE:Centre for Monitoring Indian Economy)は今年(2001-02)の国内総生産(GDP)予測成長率を6%から5.7%に、また工業生産の予想伸び率も4.6%から3.5%に、それぞれ下方修正した。
エコノミック・タイムズが12月10日報じたところによれば、CMIEはその月間レポートにおいて、引き続く輸出の低迷と低調な商品価格、さらには資本財生産指数の低下が、工業生産とGDPの成長見通しの下方修正につながったとしている。
CMIEは去る7月には今年通年のGDP成長率を6.3%と予測したが、10月に6%に修正していた。従って今回は2度目の下方修正になる。インドの昨年のGDP成長率は5.2%に2年連続の鈍化を記録した。
CMIEのレポートによれば、今年上半期の低調な成長、投資需要と非耐久消費財需要の劣化も成長予測の下方修正につながった。とは言え、米国とアフガンの紛争収拾や域内における平和の再現は今後の成長見通しにとってプラス材料と言える。
また昨年、0.2%の低調な伸びにとどまった農業生産は、今年は6.5%の成長を回復、サービス部門も昨年の7.7%には及ばないものの6.6%の成長が見込まれる。
冬季収穫穀物の生長は、夏期収穫穀物のそれを遙かに上回り、下半期の工業生産の伸びも上半期を上回るものと見られる。また金利とインフレは引き続き低水準を保つものと予想される。しかし経常収支の赤字は2000-01年の26億米ドルから2001-02年には35億米ドルに拡大する見通しと言う。
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