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2002-01-07 ArtNo.27894
◆ムンバイの商業不動産、世界最高の投資収益率マーク
【ニューデリー】インドの商業不動産の平均投資収益率は、賃貸料の低迷にも関わらず、世界最高水準に達している。
エコノミック・タイムズが1月4日、不動産コンサルタント会社CB Richard Ellisの調査データを引用し報じたところによると、マハラシュトラ州ムンバイ市の商業不動産の投資収益率は13%と、世界の12主要都市(国)中最高をマーク、デリーとカルナタカ州バンガロールが12%と11%で、これに続いた。世界の金融センター、ロンドン、フランクフルト、シンガポールのそれは5.3%、5%、4.5%に過ぎず、シドニーとバンコクは6.3%と9%と、若干高めだが、依然としてインドの上記3都市に及ばない。
しかし良好な投資収益率にも関わらず、インドの商業不動産に投資するものは決して多くない。これは主に専門家により管理されたファンドが不足し、市場が未組織なためで、個人投資家、機関投資家、法人投資家は、何れもインド市場を敬遠している。
報告書はまた1人当たりの国内総生産(GDP)と不動産の占拠コストを比較、世界的に最も不動産コストが高い東京にしても不動産の占拠コストは1人当たりのGDPの範囲内に収まっているが、インドではこれを超出していると指摘している。例えば上海の1平方フィート当たりのオフィス・スペース・コストは1.93米ドルであるのに対し、ムンバイのそれは4.45米ドルに達する。インドでは良質な商業不動産の供給が不足しているが、これは主に政府の登記制度や規制措置、さらには不動産産業の未成熟によるものと言う。
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