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2002-01-14 ArtNo.27954
◆ジンダル・スチール、年産100万トンのセメント製造事業計画
【ムンバイ】Jindal Vijaynagar Steel (JVSL)はカルナタカ州Bellaryの鉄鋼コンプレックス隣接地に年産100万トンのセメント製造施設を設けることを計画している。
ビジネス・スタンダードが1月11日報じたところによると、ジンダル・グループの幹部は同紙に以上の計画を明らかにした。それによると、月間5万トンの顆粒状の鉱滓を排出するJVSLは、これを利用してセメントを生産する計画で、既に関係インフラを準備している。投資額は100クロー(US$2071万)前後と見積もられる。しかし、今直ちに実行する訳ではなく、1、2年後に金融・財政状況が改善した後初めてプロジェクトに着手する方針と言う。
その実JVSLはかなり以前からセメントの製造を計画、Larsen and Toubro (L&T)やAssociated Cement Companies (ACC)と合弁を組む可能性も検討した。しかしL&Tはその後新規セメント・プロジェクトに投資せぬ方針を決定、ACCとはこれ以前に30年間の鉱滓サプライ契約を結んでいたため、合弁交渉は進捗しなかった。このためJVSLは結局、単独でプロジェクトを進める方針を決めた。しかし鉄鋼価格が20年来の低レベルに下降、金融難に陥ったJVSLは、1、2年後にキャッシュフローが改善した後、初めてセメント・プロジェクトに着手する方針を決めた。目下のところ、金融機関は鉄鋼会社に対する融資に慎重になっているが、1、2年後に鉄鋼市況が改善すれば、こうした状況も変化するものと見られる。
JVSLは、年間160万トンの鉄鋼製造能力を350万トンに拡大することも計画している。同社の製造施設は最終的に年産500万トンまで拡張できる。またセメント・プロジェクトに関しては何時でも他社と合弁を組む用意があると言う。
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