【ニューデリー】中国最大の鉱物・金属貿易会社、China National Metals and Minerals Import and Export Corporation (MinMetals)はインド企業5社と、石炭、鉄鉱石、アルミニウムの輸出入に関わる1億2500万米ドルの契約を結んだ。
インディアン・エクスプレスが1月15日報じたところによれば、中国の朱鎔基首相に随行しインドを訪れた代表団メンバーのMinMetalsは、Ispat group、National Aluminium Company (Nalco)、National Mineral Development Corporation(NMDC)、Kudremukh Iron Ore Company(KIOCL)、MSPLを含む様々な企業と、異なる取引契約を結んだ。MSPLとＫＩＯＣＬからは鉄鉱石を輸入、Ispat groupには石炭を供給、NALCOからはアルミニウムを購入する。
消息筋によると向こう数日間には、インドを訪れた中国企業とインド企業の間で一層多くのビジネス協定が結ばれる見通しだ。
一方、エコノミック・タイムズ電子版が15日伝えたところによると、朱鎔基首相は15日にはニューデリーにおけるインド首脳との会談を終え、ムンバイに赴いた。両国首脳は、二国間の紛争解決は遅々としているものの、両国間の経済交流を拡大することで合意、取り分け年間20億～30億米ドルの二国間貿易は極めて貧弱なものであるとの共通の認識を確認した。