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2002-02-07 ArtNo.28155
◆アラコ、トヨタ・キルロスカ以外のメーカーにも製品納入
【ニューデリー】自動車のボディーやシートの製造を手掛けるアラコが豊田通商/住友商事と合弁で設立した100%外資のAraco Polyflexは、Toyota Kirloskar Motor Ltd(TKML)以外の自動車メーカーにもその製品を供給する方針を決めた。
エコノミック・タイムズが2月5日伝えたところによれば、アラコ・ポリフレックスはバス、トラック製造会社から少なからぬ引き合い受ける中、TKML以外の企業にその製品を納入することが経済的センスを有すると判断した。このためアラコ、豊田通商、住友商事3社は、改めて20クロー(US$414万)をアラコ・ポリフレックスに投資、年間製造能力を4万ユニットから6万ユニットに引き上げる方針を決めた。これ以前に3パートナーは購買計画等に充当するためアラコ・ポリフレックスに20クローを追加投資し、資本金を48.6クロー(US$1007万)に拡大したが、3社の出資率はこれまで通り90:5:5で変化していない。
TKMLのために自動車用のシート、インテリア、部品、コンポーネントをインド国内で製造、設計、販売、流通、アフター・サービスすることを外国投資促進局(FIPB)から認められたアラコ・ポリフレックスは、製造能力の拡張により、トラック/バス及び多目的車用のシートをTKML以外の相手先商標製造業者(OEM)市場に供給できる。
しかしサンバイザーとトラック/バス用シートの製造は小規模企業のために留保されいることから、外国投資促進局(FIPB)により製造を禁じられている。アラコ・ポリフレックスは、このためFIPBに同制限の撤廃を求めた。
アラコ・ポリフレックスは既にVolvoからも引き合いを得ており、FIPBの認可が得られれば、他のOEMにも接触する方針だ。
FIPBはまた、操業開始後7年内に国内販売のロイヤルティーを3%から1%に引き下げること、輸出品のロイヤルティーは1%にするよう義務づけている。しかしプロモーターらはこれも一律5%に引き上げることを希望している。
アラコ・ポリフレックスのカレンダー・イヤー2001の営業額は、前年の56クローから64クロー(US$1326万)に拡大した。
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