SEAnews 2002-02-11 ArtNo.28178

【ムンバイ】Sterlite Industries Ltd(SIL)はＳＩＬのフォイル・ビジネスを分離独立させた後、同子会社を最近買収したIndia Foils Ltd(IFL)と合併することを計画している。
ビジネス・スタンダードが2月9日、ＳＩＬトップの言として伝えたところによると、これによりＳＩＬは中核とする銅ビジネスに専心できる。マハラシュトラ州Pune拠点のアルミフォイル・ビジネスは比較的小規模で、年商3000クロー(US$6.2億)のＳＩＬの営業額に100クロー(US$2071万)ほど貢献しているに過ぎない。ＳＩＬは傘下のBharat Aluminium Company (Balco)、Madras Aluminium Company (Malco)、India Foilsを通じて、国内アルミ市場に強力なプレゼンスを築いている。グループの年間アルミ生産能力は15万トンで、国内市場の15％のシェアを占めている。
アナリストによると、ＳＩＬのフォイル・ビジネスは、基本的にゼリー充填ケーブル(jelly filled cable)用アルミニウム・ケーブル・ラップを製造するために設けられたもので、現在生産量全体の25％がこの種のキャプティブ消費に当てられている。
一方、5.7ミクロン・フォイルから200ミクロン・ケーブル・ラップまで、各種製品の製造を手掛けるIndia Foilsは、年産能力1万5000トン、年商300クロー(US$6215万)で、国内市場の40％のシェアを占めている。
ＳＩＬはアルミニウム市場における足場を強化する狙いからArthur Andersonの支援下に事業の再編を図っている。