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2002-02-19 ArtNo.28244
◆金融機関、イスパットのHRCプロジェクトへの融資実行を躊躇
【ムンバイ】金融機関はIspat Industries Ltd(IIL)がマハラシュトラ州Raigad県Dolviで進める年産300万トンの熱間圧延コイル(HRC)プロジェクトに対する融資の最後の支払い分300クロー(US$6153万)の引き渡しに慎重な姿勢を見せている。
インディアン・エクスプレスが2月18日伝えたところによると、金融機関のこうした姿勢は、HRCプロジェクトの一層の遅れを生じさせる見通しだ。金融機関筋によると、プロモーターらは債務再編計画で合意された増資を実行していない他、金融機関が融資を実行するために設けた他の条件も満たしていない。これらの条件には非鉄鋼プロジェクトに対する417.74クロー(US$8567万)の投資の回収が含まれる。
IIL筋は「増資分は既に払い込んでおり、非鉄鋼事業に対する投資の回収も可能な限り実行している」と反論するが、金融機関筋は、「投資回収のタイムフレームは守られていない」と指摘した。
これまでにIILはマハラシュトラ州における炭坑プロジェクトに対する22.26クローの出資金や、Central India Power Company (CIPCO)に対する35.31クローの出資金の一部を回収したようだ。しかしHughes Telecomに対する62クロー(10%)の出資に関しては、業界筋によると、政府とのライセンス契約の下、2002年9月以前に回収することは技術的に不可能と言う。この他の、非鉄鋼プロジェクトには、Ispat Profileの107クローの非転換無担保社債(NCD)や99クローの不動産投資が含まれる。
150万トンの製造能力が追加がされるHRCプロジェクトの第2期分のスケジュールは大幅に遅れており、それに伴ってプロジェクト・コストも膨張している。金融機関はプロジェクトの総コストを7206クロー(US$14.78億)と再評価している。
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