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2002-02-21 ArtNo.28262
◆ABB、暗号化プロジェクトをアウトソーシング
【バンガロール】カルナタカ州バンガロールにこのほどグローバル研究開発(R&D)センター“Industrial IT Centre, India”を設けた欧州の発電機器/産業エンジニアリング・グループ、ABB(Asea Brown Boveri)は、インドにおける暗号化プロジェクトのアウトソーシングを計画している。
ビジネス・スタンダードとデカン・ヘラルドが2月19日、ABBのR&D/テクノロジー担当上級オフィサー(CTO)、Markus Bayegan氏の言として伝えたところによると、バンガロールのInternational Technology Park (ITPL)内に設けられた完全出資のR&Dセンターには、当初30~50人の専門スタッフが勤務、地元のソフトウェア・プログラミング・パートナーと共同で主にソフトウェア開発と産業情報技術(IT)領域のR&Dを手掛ける。同チームは利用可能なインドのリソースを汲み取り、知的財産を開発する。バンガロール・センターはABBの製品をよりインテリジェントなものにし、長期的成長市場アジアにおける同社戦略の中核を務める。このためABBは同中核チームに対して積極的な技術移転を行う方針だ。
ABBは約2万件の特許を有し、毎年約1000件の新特許権を取得しているが、バンガロール・センターのABB国際業務に対する貢献は、どれほど多くの特許権を取得できるかにかかっている。ABBが保持するソフトウェア関連の特許権は5年前には全体の5%を占めるに過ぎなかったが、今では20%に拡大している。
ABBはR&Dに総売上の7%、年間約7億米ドルを投じており、昨年は6億5400万米ドルが支出された。また社外からの注文に応じた開発活動に別途9億1600万米ドルが投じられた。これらの研究活動には約6000人の科学者や研究員が参加している。ABBはインド以外に米国と欧州に3つのグローバルR&Dセンターを有し、2002年半ばまでには中国にもR&Dセンターを開設する計画だ。
Industrial IT Centre, Indiaのマネージャー、Bazmi Hussain氏によると、目下インド・ソフトウェア企業との提携を図っていると言う。
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