SEAnews 2002-02-26 ArtNo.28283

【ムンバイ】赤字経営を続けるMangalore Refineries and Petrochemicals Ltd(MRPL)が生存し続けるためには、新たに800クロー(US$1.64億)を追加投資する必要がある。
エコノミック・タイムズが2月23日伝えたところによると、ＭＲＰＬの財務顧問を務めるLazard Indiaは23日にＭＲＰＬ取締役会に以上の見通しを盛り込んだ報告書を提出した。それによると、Aditya BirlaグループとHindustan Petroleum Corporation Ltd(HPCL)が各37.5％出資しているＭＲＰＬはまた年間900万トンの石油製品の引取先を見出す必要もあると言う。
Lazardは同じ報告書を大蔵省とＨＰＣＬ取締役会にも提出しており、ＭＲＰＬ取締役会はこの日の会議で、同社の命運を定める重要決定を行ったものと見られる。
石油業界筋は、「政府はＨＰＣＬの民営化に先立って同社のバランス・シートをクリーンにすることを望んでいるためＭＲＰＬを巡るビルラ・グループとＨＰＣＬの紛糾にも解決の端緒が見出される可能性が有る」と指摘した。それによると、ＭＲＰＬ問題は石油天然ガス省の管轄を離れ、政府持分処分省が最終方針を下す可能性があると言う。