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2002-03-05 ArtNo.28341
◆IOC、リライアンスの北部市場進出を阻止
【ムンバイ】国営Indian Oil Corporation(IOC)は傘下製油所の拡張計画の一環として、Kandla-Bhatinda石油製品パイプラインを原油パイプラインに転換することを計画しているが、年間キャパシティー900万トンの同パイプラインは目下Reliance Petroleum Ltd(RPL)のJamnagar製油所の製品の少なからぬ部分の北部市場への輸送に使用されていることから、同計画が実行に移されれば、RPLの北部市場開拓が阻害されることになる。
エコノミック・タイムズが3月4日報じたところによると、IOCはPanipat製油所の年間キャパシティーを600万トンから1200万トンに、Koyali製油所のそれを1370万トンから1800万トンに、それぞれ拡張する計画だ。
拡張後のPanipat製油所に対する原油の供給は、Kandla-Bhatindaパイプラインを通じて行われ、これはグジャラート州Mundraのプライベート港と同州内のKandlaをリンクすることにより実現される。このためIOCのチームがMundraに赴きプライベート港を経営するAdaniグループと同港を原油輸入に使用する問題を協議する見通しだ。同港はVLCC(Very Large Crude Carrier)が寄港することも可能で、原油の輸入に適している。
IOCは第2のステップとして、Kandla-Bhatindaパイプラインに平行してグジャラート州のSindhpurからラジャスタン州のSangnerに至る新石油製品パイプラインを建設することも計画している。同パイプラインが完成すればKoyali製油所の拡張後の製品の輸送需要にも十分応じられる。しかしIOCトップは以上の計画に関してコメントを控えたと言う。
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