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2002-03-12 ArtNo.28393
◆Ranbaxy/Wockhardt、米国市場開拓で戦略提携
【ニューデリー/ムンバイ】インド最大の製薬会社Ranbaxy Laboratories Ltd(RLL)とムンバイ拠点の地元製薬会社Wockhardt Ltd(WL)は、米国市場をターゲットにした製品開発やマーケッティングに関わる戦略提携を結んだ。
ビジネス・スタンダードが3月8日、RLLの新聞発表を引用し報じたところによると、両社は先ず心臓病薬エナラプリル(Enalapril)と胃酸抑制抗潰瘍剤ラニチジン(ranitidine)の米国市場における共同マーケッティングを行い、その後他の薬品にまで協力を拡大する。
両社の協定の下、WLは上記2薬品をインドで製造、RLLが完全出資するニュージャージー拠点のRanbaxy Pharmaceuticals Incがこれらの薬品の米国におけるマーケッティングを引き受ける。しかし、RLLは今後も引き続き米国子会社Ohm Labsからエナラプリルを、またヒマチャルプラデシュ州Poanta Sahibの自社工場からラニチジンを、それぞれ調達する。
WLも米国に子会社Wockhardt Americas Inc.を設けており、これまで両社は米国においてそれぞれ両薬品の製造を別個に手掛けて来た。しかし米国市場における厳しい競争を乗り切る狙いから手を結ぶ方針を決めた。
米国におけるエナラプリルの2000年時の市場規模は6億1000万米ドル、ラニチジンのそれは5億700万米ドルで、RanbaxyとWockhardt商標のジェネリック・バージョンが共に米国市場で販売されている。
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