SEAnews 2002-03-18 ArtNo.28443

【ニューデリー】LG Electronics India (LGEIL)は、来年200クロー(US$4102万)近くを投じてアンドラプラデシュ州に第2製造施設を設ける。
ビジネス・スタンダードが3月16日伝えたところによると、LGEILのKwang Ro Kim重役(MD)は同紙に以上の消息を語った。それによるとウッタルプラデシュ州Greater Noidaの既存工場では冷蔵雇用コンプレッサー製造ラインの増設が計画されており、この他、同社は企業買収を通じ製造能力を拡張する可能性も検討している。
アンドラプラデシュ州の新工場は、来年中に稼働、冷蔵庫、洗濯機、エアコン等の家庭電化製品が専ら生産される。ＬＧはマハラシュトラ／アンドラプラデシュ双方の州政府と交渉を持ったが、後者が投資家に一層フレンドリーと判断した。アンドラプラデシュ州はまたタミールナド／カルナタカ／ケララ3州に容易にアクセスでき、マハラシュトラ／オリッサ／西ベンガル諸州にも近いと言う戦略的立地条件を備えている。新工場は、建設用地次第だが、恐らくハイデラバードに設けられる。
グレーター・ノイダ工場は既に設備能力一杯の操業を行っており、設備能力を拡大し、成長のニーズに応じる必要がある。今年は冷蔵庫の年産量を35万台から50万台に、エアコンは10万台から15万台に、洗濯機は25万台から30万台に、電子レンジは5万5000台から7万5000台に、それぞれ拡大、さらに2005年までにエアコンの年産量を30万台に、洗濯機は50万台に、電子レンジは20万台に、それぞれ拡張する。
しかしカラー・テレビジョン(CTV)は相手先商標製造業者(OEM)からアウトソースする。ＣＴＶについては国内に過剰設備が存在し、高品質なＯＥＭ業者も存在することから、引き続きＯＥＭルートを利用する。
目下、Mohali拠点のDixonはＣＴＶ／洗濯機／エアコン／電子レンジの製造を引き受けており、現在年間6万台のＣＴＶ製造を請け負っているNashikのPolygentaとは、洗濯機／冷蔵庫／エアコンの製造も委託する商談を進めている。この他、アッサム州のAMPLはエアコンの製造を、BhopalのClearvisionとKolkataのDigitechはＣＴＶの製造を、それぞれ請け負っている。
今年は少なくともＯＥＭ3社を追加する計画で、ＪＣＴはカラー・ブラウン管の製造を、PatnaのIrisはＣＴＶを、それぞれ請け負うことになる見通しだ。またCalcomもしくはLeelaがコルカタにおける第2のソースになりそうだ。これによりＬＧのＯＥＭ契約業者は合計8社になると言う。