SEAnews 2002-03-26 ArtNo.28495

【ニューデリー】タタ・グループ傘下の年商1000クロー(US$2.05億)のエアコン会社Voltas Ltdは、小売ビジネスに照準を合わせた新戦略を通じ2003年末までに国内最大のエアコン・メーカーになる計画だ。
ビジネス・スタンダードが3月21日、VoltasのS N Tripathi重役(ED/COO)の言として伝えたところによると、目下のところVoltasは年間6万台のエアコンを販売、市場シェアは17％と、国内エアコン・メーカー中4位にランクされているが、小売ビジネスの拡張を通じ、2002－03年には50％の成長を実現、10万台の販売を目指す。このため小売店舗の数を2001年の640店から2002年の1300店、2003年の1600店に、またディーラーの数を700社に、専門ショールーム“Voltas Domes”の数を現在の15店から2002年末までに36店に、それぞれ拡張する。向こう3年間の広告・宣伝プログラムには50クロー(US$1025万)を投資、今年に限っては、昨年の7クローから20クロー(US$410万)に増額する。今年は32のエアコン新モデルを発売、合理的価格のリモコン・エアコンを消費者にオファーする。
目下、法人部門の売上が、営業額全体の80％を占めているが、法人部門におけるトップの座を維持しながら小売部門の拡張を進める。
Voltasは米国企業Fedders International Incとの製造合弁計画の下、Feddersにエアコン・パーツを供給しているが、これにより規模の経済性が実現され、コスト削減が図れると言う。