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2002-04-12 ArtNo.28601
◆自動車部品業界昇給率ほぼ二桁マーク、景気復調の兆し?
【ニューデリー】自動車部品業界の2002-03年の昇給率がほぼ二桁をマークしたことから、同業界の景気が今会計年度に復調する兆しではないかと予想されている。
エコノミック・タイムズが4月8日伝えたところによると、Hewitt India はこのほど以上の給与調査結果を発表したが、国内自動車コンポーネント業界にとって昨年(2001-02)は決して順風満帆の年ではなかった。年初11ヶ月(2001/4-2002/2)に16%の成長を記録した二輪車部門を除き、乗用車の販売は前年を僅かに下回り、商用車部門は冬眠状態が続いている。
Lucas-TVSのT K Balaji重役(MD)はHewittの昇給レポートに触れ、「それは希望が経験に勝ったもの(It is a triumph of hope over experience.)で、昇給率はいつも過去の業績に比べ前向きなもの(Marriage is the triumph of imagination over intelligence. Second marriage is the triumph of hope over experience.)」とコメントした。
乗用車と商用車の生産は年初7ヶ月に2.7%ダウン、輸出は9.2%の落ち込みを見たが、業界観測筋は、2002-03年のシナリオは若干異なり、米国の景気復調と国内自動車業界の輸出ドライブで、輸出成長率が25%に達するものとと予想した。それによると、バリュー・チェーンを上り詰めたインド自動車産業は、既存タレントのつなぎ止めと、新タレントの補給のために、魅力的な給与をオファーしつつあると言う。
この点に関してDelphi IndiaのRavi Khanna社長兼MDは「世界経済の中に統合されつつあるインド自動車産業は、優秀な人材を確保するために、高めの昇給を行わざるを得ない状況におかれている」と指摘した。
今年、米国向け輸出の大幅な拡大を目指すClutch Autoは勤務評定制を導入、優秀な成績を上げた者には10~50%昇給を認める一方、成績の上がらぬ者には退職を勧告していると言う。
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