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2002-04-12 ArtNo.28602
◆Baron、BushブランドCTVを復活
【ニューデリー】アカイ/日立/アイワ/TCL等の国際ブランドとの関係を断ったBaron International Ltd(BIL)は、1970年代にトップ5に数えられた独自ブランド“Bush”を復活させ、カラー・テレビジョン(CTV)市場におけるプレゼンスの再構築を図っている。
ビジネス・スタンダードが4月9日報じたところによると、BushブランドCTVは2週間ほど前にマハラシュトラ州Mumbaiで発売され、目下北部市場進出が準備されている。業界筋によると、BILを率いるMulchandani一族は数ヶ月前からBushブランドの復活を準備、SamtelやHotlineから現金ベースでブラウン管を調達、相手先商標製造業者(OEM)を通じてCTVを製造している。これらのOEMはMulchandani一族の全盛時に後者の製品を手掛けた前歴を有する。Mulchandani一族やBaron幹部のコメントは伝えられていない。
一方、BILは、中国のテレビジョン・メーカー、TCLグループを名誉毀損で訴えるとともに、合弁会社TCL-Baron Indiaが被った損害の補償を要求する計画だ。Baron groupのShakun Mulchandani会長は、「TCLは合弁契約に違反しており、両社が取り交わした覚書の下、18ヶ月間はインドの電子製品市場に再進出できないことになっている」と語った。
TCLとBaronの51:49の合弁事業は初年度に25クロー(US$513万)の損失を計上した後、コスト分担等を巡るパートナー間の紛糾が生じたとされる。昨年12月には、TCLが400万米ドルで、Baronの持分を買い取り、合弁会社をTCLの完全出資子会社に転換することで合意が成立したとされるが、TCLは結局、同買い取りを実行しなかったと言う。
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