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2002-04-15 ArtNo.28620
◆松下、エアコン合弁会社の完全出資子会社への転換申請
【ニューデリー】松下電器産業は、Matsushita Air Conditioners India Pvt Ltd(MACI)の持分を70%から90%に引き上げることを政府から認められたのもつかの間、外国投資促進局(FIPB:Foreign Investment Promotion Board)に、残る10%の持分を地元パートナーのDhoot一族から買い取る許可を申請した。
ビジネス・スタンダードが4月11日報じたところによると、ナショナル商標のウィンドーズ・エアコンとスプリット・エアコンを製造しているタミールナド州ChennaiベースのMACIの払込資本は35クロー(US$718万)。1ヶ月前にFIPBから認可されたばかりのこれ以前のシェア買い取りスキームの下、松下電器は72.5クロー(US$1520万)を支払い、その持分を70%から90%に引き上げることになっていた。これ以前にVideoconグループのV N Dhoot会長は、合理的価格さえオファーされるなら、MACIの全持分を売却する用意があるとし、その30%の持分に80クロー(US$1641万)の値を付けていた。このため株式プレミアムも含めた取引総額は85クロー(US$1743万)前後と見積もられる。
MACIの累積損失額は33クロー(US$677万)で、厳しい競争環境に直面している。インドのエアコン市場は2000年に32%の成長を見た後、2001年には成長率が8%に鈍化、各プレーヤーは15~20%の値引きをして在庫の一掃を強いられた。ナショナル・ブランドのエアコンもこうした市況の影響を被った。松下電器は一層の資金を注入し、MACIの再建を図ることを希望したが、Dhoot一族は新資金の注入を拒んだ。このため両パートナーは合弁を解く方針を決めたとされる。松下電器の新資金注入は、夏期の到来でエアコン市場の復調に対する期待が高まっている最中に生じた。
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