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2002-04-22 ArtNo.28684
◆鉄鋼会社、需要創出目指し中核プロジェクトに直接参入
【ニューデリー】インドの鉄鋼会社は主要なインフラ・プロジェクトや製造事業に直接参画し、ニッチ・マーケットの開拓と需要の創出に努めている。
エコノミック・タイムズが4月16日報じたところによると、例えばEssar Steel Ltd(ESL)はコンソーシアムを組織してパイプラインの敷設、液化石油ガス(LPG)用シリンダーの製造や石油タンクの建造事業に入札している。ＥＳＬはコンソーシアムの一員として鋼管やＬＰＧシリンダー、貯油タンクの製造に必要な高付加価値スチールの製造を引き受けている。
またステンレス・スチール・メーカー、Jindal Strips Limited(JSL)のN C Mathur重役(MD)によると、同社は加工産業から鉄道車両までステンレス・スチールの様々な用途を研究、建築物の手摺、市電の車両、台所用品、穀物貯蔵施設等、新用途の開発に積極的に投資している。
一方、Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)は欧州のArcelor及び新日鉄との技術協力の下、自動車産業向けの高品質な鉄鋼製品の製造に乗り出している。
業界観測筋によると、鉄鋼業界は国内市場も国際市場も低迷する中で、高付加価値製品の開発と需要の創出に積極的に取り組んでいると言う。
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