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2002-05-07 ArtNo.28773
◆ソフトウェア・サービス料$24/時に下降
【ムンバイ】インド・ソフトウェア産業のサービス料金(billing rates)は下降線を辿っており、大手上場ソフトウェア会社3社、Infosys、Wipro、Satyamのオフショア(インド国内)プロジェクト料金は伝えられるところでは1時間当たり24米ドル(24米ドル/時)に接近、もしくはそれを下回っている。
エコノミック・タイムズが5月5日報じたところによれば、この種の料金はつい最近まで25~27米ドル/時が相場とされて来た。ソフトウェア・サービス会社の料金調査報告によると、益々多くのプロジェクトがオンサイトからオフショアにシフトしているが、インド国外に設けられた顧客の事業所内で行われるオンサイト・ジョブの料金も60米ドル/時前後に下降している。
オンサイト・ジョブの料金は、オフショア・ジョブのそれを上回るが、マージンは低い。これは、インドのソフトウェア企業がそのコスト競争力を全面的に発揮できるのは、インド国内に限られるため。
インフォシスとウィプロの料金は2001年12月期四半期に比べ3~5%下降した。インフォシスのオフショア料金は2001年9月の29米ドル/時から26.3米ドル/時に、ウィプロは同24.7米ドル/時に、それぞれ下降した。アナリストはこうした下降傾向が今後も持続するものと予想している。
大口顧客のアウトソーシング契約は2~3年にわたり料金は固定されているが、この種の料金は現在の24米ドル/時前後から遠からず20米ドル/時以下に、より急速な下降を見るものと予想されている。とは言えコスト効率の向上を通じて、マージンの下降は有る程度防げる見通しだ。
Tata Consultancy Services (TCS)が最近GE Medicalから獲得した1億米ドルの契約は、大型プロジェクト、取り分けeコマース関連プロジェクトのベンチマークになるものと予想される。市場筋によると、同プロジェクトの平均料金は20米ドル/時を下回ると言う。
ソフトウェア市場におけるもう一つの潮流は、顧客がメンテナンス・コストの徹底した引き下げを図っていること。ソフトウェア・サービス料のヒエラルキーにおいてメンテナンス・レベルのプロジェクトは最低に位置づけられ、ほとんどコモディティー・ビジネスと見なされている。
顧客がこれら2種類の料金の引き下げを求めることにより、インド・ソフトウェア企業のマージンに対する圧力は今後益々高まるものと見られると言う。
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