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2002-05-09 ArtNo.28788
◆新抗癌剤の洪水で腫瘍薬物療法部門の成長に弾み
【ニューデリー】新治療法をベースにした各種抗癌薬(anti-cancer drugs)が過去半年間にインド国内市場に続々投入されたことから、腫瘍薬物療法(medical oncology:腫瘍内科)セグメントの急成長が予想されている。
ビジネス・スタンダードが5月6日報じたところによると、腫瘍専門医や製薬会社筋は、これらの新薬(molecules:分子種/医療用物質)により腫瘍薬物療法部門が今年50~60%の成長を遂げるものと見ており、これは、腫瘍ジェネリック薬品(generic oncology drugs)の10~15%の成長を遙かに上回る。インド市場にこの種の新薬を投入した企業には、Roche(Nicholas Piramal販売代理)、Dr Reddy's Labs、Fulford、Janssen-Cilag、Astra-Zeneca、LG Pharma、Wockhardt、Cadilaが含まれる。
例えば、乳癌治療薬のマブセラ(mabthera)と結腸癌及び直腸癌治療薬のハーセプチン(herceptin)はターゲッティング薬物送達システム(targeted drug delivery system)を応用した単クローン抗体(monoclonal antibodies)で、何れもスイスの製薬会社Rocheが製造、インド国内におけるマーケッティングはNicholas Piramalが引き受けている。Apollo Hospitalの腫瘍専門コンサルタントSameer Kaul氏によると、こうした薬品は、癌に冒された細胞のみをターゲットに投与されるため、他の健康な細胞が破壊される恐れがなく、副作用を伴わない。これ以前にはグレー・マーケットでマブセラが流通していたものの、極端に値が張り一般の手には届かなかった。今でも1サイクルの治療に必要なハーセプチンの価格は15万ルピー(US$3064)と、依然として大衆には高嶺の花となっている。
インターフェロンのように体内の免疫システムを強化する免疫モジュレーターや患者の全般的生存能力を高めるGM-CSFやG-CSF等の支持療法薬(supportive therapy drugs)も登場している。例えばエリトロポエチン(erythropoietin:赤血球生成促進因子)は様々な製薬会社により販売されている。
Nicholas Piramalが最近発売した経口化学療法薬ゼローダ(Xeloda)は1パッケージ120錠入りが2万~2万5000ルピー(US$409-511)。これにより患者は自宅で癌の治療ができるようになった。
腫瘍薬物療法の市場規模は目下125クロー(US$2554万)前後だが、5年内に1000クロー(US$2.04億)を超える規模に成長するものと見られる。毎年80万人の癌患者が新たに加わり、新薬が続々紹介されつつある現状からすれば、こうした成長見通しは依然として控えめなものと言える。
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