SEAnews 2002-05-13 ArtNo.28804

【ニューデリー】インドでは2004－05年までにソフトウェア専門家53万3500人が不足する恐れがある。
ビジネス・スタンダードが5月8日、ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software Services Companies)の報告を引用し伝えたところによると、インド・ソフトウェア・サービス産業は2004－05年までに140万8500人のソフトウェア専門家を必要とするが、国内の教育機関や訓練機関が供給可能な人数は87万5000人に過ぎない。
ソフトウェア専門家需要の内訳を見ると、ソフトウェア輸出産業の需要が106万人にのぼるのに対し、国内市場の需要は4万8500人に過ぎない。
また2001－02年時点の輸出部門の需要は17万人、国内部門のそれは2万2000人だった。
ソフトウェア専門家の44％はプログラマー／エンジニア／アナリスト／コンピューター・サイエンティスト／その他の関連業務、14％はインターネット／Ｅコマース、11％はデータベース管理者／デベロッパー、14％はネットワーク専門家、12％は情報技術(IT)対応サービス／その他の関係領域、5％はデジタル・メディア／技術業務に、それぞれ従事している。
昨年(2001-02)のソフトウェア専門家の基本給は1990年以来最低の平均6％アップした。
地域的ソフトウェア専門家需要を見ると、南インドが全体の41％を占め最大で、東部が最低の6％にとどまった。