SEAnews 2002-06-11 ArtNo.29019

【ニューデリー】インド企業界は、最大貿易パートナーの米国の景気が回復しつつあることから、向こう6ヶ月間に輸出パフォーマンスが改善するものと予想している。
インディアン・エクスプレスが6月10日伝えたところによると、インド産業連盟(CII)のビジネス・アウトルック・サーベイ・レポートは以上のように報じている。関係調査は過去1ヶ月間になされたものだが、最近の政治的発展は反映されていないと言う。
それによると、調査に回答した輸出関連企業103社の内71％が向こう半年間に輸出需要がボリューム／バリューともに回復すると予想した。
また過去6ヶ月間に輸出注文が増加したと答えたものが全体の52％、横這いと答えたものが同24％を占め、23％のものが縮小したと答えた。
このように回答者の多くが輸出の先行きに楽観的見通しを抱いているものの、同時に大部分の回答者が向こう6ヶ月間に輸出市場における価格競争が過熱するものと予想している。また貿易金融の金利上昇、通関処理の遅れ、ルピー相場の変動が、マイナス要因として指摘された。