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2002-06-11 ArtNo.29031
◆ファイザー、抗真菌薬特許権侵害の廉でRanbaxyを告訴
【ニューデリー】米系ヘルスケア会社Pfizer Incは、同社製抗真菌薬(anti-fungal)“Diflucan懸濁剤”の特許権を侵害したとしてインドの地場製薬会社Ranbaxy Laboratories Ltd(RLL)を告訴した。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが6月6/7日報じたところによると、ファイザー社は、RLLが米国食品薬品局(FDA:Food and Drug Administration)に関係薬品のジェネリック・バージョンの米国における販売許可を申請したことから、5月22日ニュージャージーの法廷に訴えを提出した。ファイザー社の特許権は2004年1月に期限が切れるが、同社は小児科におけるアプリケーションをベースに2004年7月まで6ヶ月の特許期限延長を申請している。
抗真菌薬の潜在市場規模は10億米ドルと予想されるが、Diflucan懸濁剤の市場規模は1500万~2000万米ドルに過ぎない。
RLLスポークスマンは、「米国のジェネリック薬品制度の下では、こうしたことは日常的な事で、ファイザーの特許権は有効ではない」と指摘した。もし米国法廷がファイザー社の告訴を棄却、FDAがRLLの申請を認めるなら、RLLは6ヶ月間の独占マーケッティング権も得られる見通しと言う。
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