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2002-07-08 ArtNo.29199
◆RIL/Essar/MUL等、バックアップ燃料コスト急騰?
【ニューデリー】Gas Authority of India Ltd(GAIL)がデリー市内やその周辺におけるフォールバック(有事補完)契約ベースの顧客に対するガスの供給を停止する方針を決めたことから、Reliance Industries Ltd(RIL), Essar Steel Ltd(ESL), Maruti Udyog Ltd(MUL)や、他の小事業主19社は独自に燃料補給アレンジをせねばならなくなり、燃料コストの急騰に直面する見通しだ。
エコノミック・タイムズが7月4日報じたところによると、デリーの最高裁判所はこのほど、GAILに運輸部門と電力部門に対するガスの補給を最優先するよう命じた。
GAILのPrashanto Banerjee会長によると、フォールバック・ベースの顧客に対する供給カットは、最高裁の命令に基づくもので、同社は1ヶ月の猶予期間を設けて供給をカットすることを通知した。このためこれらの企業は改めて燃料調達のアレンジを行う十分なゆとりがあると言う。
しかし、こうした企業は今やナフサを購入せねばならず、そのコストは2倍乃至3倍に跳ね上がるものと見られる。とは言え、こうした燃料は、何らかの障害により通常の燃料供給が途絶えた際の代替燃料、もしくはバックアップ燃料として用いられる。また価格上の不利益も、海外からの液化天然ガス(LNG)の供給が開始されるまでのことと言える。
GAILのステートメントによると、デリー電力局(DVB:Delhi Vidyut Board)のPragati Power Plant及びIndraprastha Gas Ltd(IGL)に対するガス供給と、デリー市内の交通部門に対する圧縮天然ガス(CNG)の供給は、1日当たり合計100万立米と見積もられる。GAILは2002年7月1日からIGL及びDVBへのガス供給を拡大している。このためHBJ(Hazira-Bijapur-Jagdishpur)パイプラインを通じたHaziraとDelhiにおけるフォールバック顧客向け供給がカットされることになったと言う。
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