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2002-07-11 ArtNo.29228
◆冷間圧延鋼業界、熱間圧延鋼の供給不足と値上がりで打撃
【ニューデリー】冷間圧延(CR)鋼工場は、主要原料の熱間圧延(HR)コイルの供給が100万トンほど不足、苦境に立たされている。
ビジネス・スタンダードが7月9日、冷間圧延鋼製造業者協会(CORSMA:Cold Rolled Steel Manufacturers Association)のデータを引用し伝えたところによると、HRコイルの供給不足と、HR鋼メーカーの相次ぐ値上げにより、CR工場と大型家電メーカーはマージンの大幅な下降を見ている。
過去4ヶ月間にトン当たりHRコイル価格は5000ルピー・アップしたが、CR製品の値上がりは約2800ルピーにとどまった。CorsmaのS C Mathur常務理事(ED)によると、CR業界は、原料の値上がりを、顧客に転嫁することは難しい情況にある。このためCorsmaは先週、鉄鋼省に対し、HRコイルの輸入関税を25%から15%に引き下げるよう求めた。現在、トン当たりHRコイルの国際価格は320米ドル前後であるのに対し、国内価格は1万6500ルピー(US$336.52)に達している。鉄鋼省傘下の“Joint Plant Committee(JPC)”は、今会計年度のHRコイルの需給ギャップを20万トンと試算したが、実状は遙かに深刻である。JPCのデータによると、HRコイル及びシートの国内消費量は今年4月に23%、5月に50%ジャンプ、また輸出量は予想された100万トンの2倍の200万トンに達している。
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