SEAnews 2002-07-12 ArtNo.29246

【バンガロール】ヤマハが完全出資するYamaha Motor India Pvt Ltd(YMIPL)は、2004年までに年産能力を現在の40万台から50万台に拡大する。
デカン・ヘラルドが7月11日伝えたところによると、ＹＭＩＰＬのシブヤ・マサヒコ重役(MD)は、4ストローク／125ｃｃのクルーザー・バイク“Enticer”の発売とカルナタカ州Bangalore市内に設けられたワン・ストップ・ショップ“Yamaha Plaza”の開所に関する記者会の席上、以上の消息を語った。
それによると年産能力の拡大は2年内にインド第2のモーターサイクル販売会社になる拡張計画の一環で、YMIPLは2004年までに完了する同拡張計画に500クロー(US$1.02億)を投じる。同社はこのため毎年少なくとも1新モデルをインド市場に投入する。また顧客満足度でトップに立つことを、当面の最優先課題にする。
昨年(2001)はCrux及びCrux Rモデル12万5000台を含む23万2000台を販売、今年は35万台を目指している。今年上半期(2001/1-6)だけで既に17万台が販売され、年間35万台の目標はほぼ照準に収められた。これに伴い今年の年商は昨年の700クロー(US$1.43億)から1100クロー(US$2.24億)に拡大する見通しだ。
YMIPLは、今年12月までにEnticer2万5000台を製造、2003年には5万台の生産を予定している。同モデルの一部は輸出される。同社は現在南アフリカ、ブラジル、インドネシア、イラン、コロンビア等にその製品を輸出している。また今年末までには別の4ストローク・バイク新モデルも発売すると言う。