SEAnews 2002-09-10 ArtNo.29681

【ニューデリー】専ら大型モーターサイクルの製造を手がけるRoyal Enfield Motors(REM)は、向こう2年間に総コストに占める労働コストの比率を現在の12％から5％に引き下げる。
デカン・ヘラルドが9月9日報じたところによると、ＲＥＭのSiddhartha Lal重役(CEO)はＰＴＩ通信に以上の消息を語った。それによると整理された労働者は、親会社Eicher Groupの他の部門等に配置転換される。ちなみに1年半前の労働コストは総コストの19％を占めていた。
目下、350ＣＣ、4ストロークのモーターサイクル“Thunderbird”の全国的な売り出しを準備中のＲＥＭは、来年上半期には看板商品“Bullet”のスポーツ・バージョンを発売する予定だ。同モデルはタミールナド州Chennai工場で製造される。チェンナイ工場の年間キャパシティーは3万台。
また低出力エンジンを搭載、欧州市場の基準に合わせ安全性等に改善を加えたカスタム・メードのモーターサイクルを向こう3～5年間に発売する。同モデルは専ら海外需要に応じる。
年商1300クロー(US$2.65億)Eicherグループの一翼を担うＲＥＭは、総売上に占める輸出売上の比率を昨年(2001-02)の7％から今年は8～10％に拡大することを目指している。同社はその製品を日本、ドイツ、米国、英国等に輸出している。