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2002-10-28 ArtNo.30014
◆ガス・ベース発電所の電力料2倍にジャンプも
【ニューデリー】ガス価格の見直し案が閣議承認されるならガス・ベースの発電プロジェクトの電力料は1ユニット当たり今日の2.50ルピーから約5ルピーにほとんど2倍に跳ね上がる見通しだ。
エコノミック・タイムズが10月23日報じたところによると、石油天然ガス省は2003年1月から1日100万立米のガス価格を現在の2850ルピーから4300ルピーに、さらに2003年4月1日からは5800ルピーに引き上げるよう提案した。
新ガス価格をベースにガス・ベースの発電所の電力料を算定すると、目下の1kwh当たり1ルピーから2ルピーに上昇する。現在、ガス・ベースの発電施設のキャパシティーは9000MWと、国内総発電能力の8%を占めている。
政府が肥料会社に対するガス供給補助を続けるなら、この方面の政府の負担も急増する。また圧縮天然ガス(CNG)は、最近エコ・フレンドリーな交通燃料として歓迎されているが、価格統制が解除されるならその価格はキロ当たり23ルピーに跳ね上がる見通しだ。
電力省と肥料省はガス価格の見直しに強い懸念を表明、他の省庁に対して長期的見地に立って判断を下すよう呼びかけている。
アンドラプラデシュ州、タミールナド州、ラジャスタン州、ウッタルプラデシュ州、マハラシュトラ州を含む少なからぬ州の政府もガス価格の引き上げに反対を表明、あるものは全国民主連盟(NDA)連立政権の一部政党と共闘体勢を組んでいる
消息筋によると、こうした状況からガス価格の引き上げが原案通り閣議承認される可能性は少ない。仮に原案通り値上げされるなら、ガス・ベースの発電所は電力の買い手を見いだすことができず操業を停止する他ない。
今日ナフサ・ベースの発電プロジェクトのキャパシティーは3000MW(メガワット)に及ぶが、高い燃料コストからほとんど遊休状態にある。
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