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2002-10-31 ArtNo.30048
◆タタ・ケミカルズ、新成長領域物色
【ムンバイ】Tata Chemicals Ltd (TCL)は半年もしくは1年内に事業の成長を牽引するような新ビジネスに乗り出す計画だ。
インディアン・エクスプレスが10月28日報じたところによると、TCLのPrasad Menon重役(MD)は「防衛(defend)、補強(consolidate)、成長(grow)は、TCLの経営哲学であり、既に防衛を完了、補強作業に着手した同社は、成長を考えるべき時期を迎えつつある。6ヶ月後乃至1年後にはターゲットとする成長領域の目安がつくだろう」と語った。
政府の肥料政策が不透明で、ソーダ灰市場は過剰設備を抱えている。食塩市場でも厳しい競争が繰り広げられている。こうした中でTCLは、肥料/ソーダ灰/食塩/尿素と言った既存ビジネス以外の領域における成長の道を探っているようだ。
ソーダ灰市場では欧州や米国からの輸入品や地元のライバルNirma Ltdとの競争に直面している。Menon氏によると、米国の天然ソーダ灰の流入で、インド業界は窮地に立たされているが、グジャラート州Jamnagar県Mithapurの工場の効率アップが図られている他、トン当たりの生産コストを1000ルピー以下に引き下げる計画が準備されている。同プロジェクトが完了すればTCLは国際的にも最低コストの人造ソーダ灰製造業者になる。
この他、TCLはマッピングや情報アクセス・サービス等、農民に様々な支援を提供していると言う。
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