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2002-11-01 ArtNo.30063
◆銅製錬業、需要軟化とコスト・アップでマージン下降
【ムンバイ】今年上半期に短期間活況を享受した銅業界は、今や過剰在庫と低需要から他の非鉄金属同様、厳しい先行き見通しに直面している。
ビジネス・スタンダードが10月30日伝えたところによると、業況不振で操業を停止する銅鉱山が増える中、銅精鉱(copper concentrate)が値上がり、銅製造業者のマージンに圧力を及ぼしている。製錬マージン(TC/RC)は2002年1月の14 cents/lbから現在の9 cents/lbに下降した。銅精鉱の持続的供給不足から製錬マージンは一層下降する見通しだ。ロンドン金属取引所(LME)の平均在庫は、需要の一桁成長から昨年同期に比べ17-18%上昇した。在庫水準は10月には僅かに下降したがこれはAlcoaが工場の操業を停止したため。同社が工場の操業を再開しないなら将来の銅価格に影響するものと見られる。
インド国内ではこれまでJFT(jelly filled telecom)ケーブル製造業界が銅の需要を牽引して来たが、テレコム・プレーヤーがJFTケーブルから光りファイバー・ケーブルにシフトする中で、この方面の銅需要は枯渇した。
加えて各社の設備拡張で、設備能力の過剰が顕在化している。例えばIndo Gulfの場合、過去1年間に年産能力を現在の15万トンに50%拡張したが、2003-04年度にはさらに10万トンの製造能力を追加する。もし同社が引き続き100%以上の稼働率を維持するとすれば、同社1社で27万トンの国内需要を賄える。
しかし、こうした点から価格の軟化が持続すると見るのは早計で、幾つかの別の要因を配慮する必要がある。その1つは中国。同国は引き続き金属産業成長のパワーハウスの役割を務める見通しだ。中国は70万トンの銅を純輸入するものと見られる。また世界的な銅鉱山の閉山も銅生産量に影響を及ぼす見通しだ。銅在庫水準の下降も中期的に銅価格の復調に寄与するものと見られる。また国内の銅需要がさしたる成長を見ない際には、国内銅業界は、輸出に力を入れるものと予想される。
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