SEAnews 2002-11-14 ArtNo.30128

【ニューデリー】今年9月の工業生産指数(IIP)の伸びは6.1％と昨年同月の2％から顕著な改善を見た。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダードが11月13日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)発表の暫定数字を引用し伝えたところによると、9月にはＩＩＰの80％の比重を占める製造業指数が7.3％(1.4%)と目覚ましい復調を見た(括弧内は昨年同期の数字、以下同様)。しかし鉱業指数は1％(4.3%)、電力指数は－0.4％(4.6%)と、何れも不振だった。
ＩＩＰの復調は取り分け資本財部門の15.5％(-7.3%)と消費財部門の13.2％(1.4%)の成長に牽引された。しかし中間財部門は1.7％(2.6%)、基本財部門は1.6％(4.6%)と、振るわなかった。
この結果、今年上半期(2002/4-9)のＩＩＰ成長率は5.2％(2.4%)を記録、製造業指数は5.3％(2.5%)、鉱業指数は6.5％(-0.4%)、電力指数は3.4％(3.2%)と、何れも昨年同期の伸びを上回った。
今年上半期には取り分け資本財部門が8.9％(-6.8%)と、目覚ましい復調を見た。以下消費財部門8％(5.4%)、基本財部門4.8％(2.1%)、中間財部門1.8％(2.8%)と、中間財部門を除き、何れも昨年同期の成長率を上回った。