SEAnews 2002-11-18 ArtNo.30156

【パナジ】今年初7ヶ月(2002/4-10)のゴアの鉄鉱石輸出は589万トンと、昨年同期に比べ2.84％増加した。
エコノミック・タイムズが11月14日伝えたところによると、伝統市場の日本における需要が低迷する中、ゴアの民間鉄鉱石輸出業者は、中国鉄鋼産業の急成長に乗じ、3年連続のプラス成長を維持した。
ほとんど全面的に輸出市場に依存しているゴア産鉄鉱石の2002年3月期年度の直接輸出は前年比5.13％増加した。今会計年度の直接輸出は昨年度の1500万トンから1600万トンに拡大する見通しだ。
ゴアの指導的鉄鉱石輸出業者Sesa GoaのChristopher Brown重役(MD)によると、中国向け輸出は5年前には輸出全体の20％を占めたが、今では42％に達している。
別の輸出業者Dempo GroupのSrinnivas Dempo会長によると、中国の粗鋼生産の拡大で、とりわけ下半期に入って市況が改善した。中国は今年は1億8000万トンのスチールを製造する見通しだ。Dempoの昨年の輸出は240万トンを記録、今年は270万～280万トンに達する見通しと言う。