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2002-11-26 ArtNo.30212
◆Inforaksha、デスクトップ・バックアップ市場開拓
【チェンナイ】米国拠点のABAR Technologiesのインド子会社Inforaksha Netlinksは、来年50万~100万米ドルを投じてインド・デスクトップ・バックアップ・ソリューション市場の開拓に乗り出す。
エコノミック・タイムズが11月24日、ABARの創設者、Vijay G Shah重役(CEO)の言として伝えたところによると、Inforakshaは、会計士や弁護士等の個人から多国籍企業まで、あらゆるビジネスのニーズに応じる、低コストで、効率的なデスクトップ・コンピューター・データ・バックアップ・ソリューションを開発した。
市場調査会社Gartnerはインドにおけるデータの圧縮・保存・再展開処理市場を2000クロー(US$4.136億)と見積もっているが、同社は世界が急速にパーソナル・コンピューター(PC)にシフトし、データの電子化が進むことを前提に、同見積もりを行っている。インドでは数百万台のPCが用いられており、大きなビジネス機会が存在する。例えばInfosysは向こう3年間に2500万米ドルを投じてモーリシャスに災害復旧ユニットを設ける。
Inforakshaのデータ保存ソリューションは、デスクトップ・バックアップにのみ照準を合わせ、最も効率的な自動システムを提供する。データ・バックアップ・システムの真価は、災害発生後、如何に迅速にシステムを復旧できるかにかかっているが、Inforakshaのソリューションは、迅速且つ容易に、寸分違わずシステムを復旧させることができる。
インドではこの種の自動バックアップ・ソリューションを提供するものはまだない。CDやテープによるバックアップは間接的な競争者と言えるが、この種のバックアップはスケーラブルさに欠け、大規模な組織のニーズに応じられないだけでなく、個人にとってはコスト効率に欠ける。Inforakshaのソリューションは、一旦セットすれば、後は忘れていても、自動的に、規則的なバックアップ作業が行われる。Inforakshaは既にNirmal Computers、TEAM、Crystal System、その他複数のムンバイ拠点のリセーラーやディーラーと提携、サービス/ディストリビューション網の構築を図っている。この他、大手ハードウェア会社数社とも、同社製バックアップ・ソリューションをこれらの企業のソフトウェア・スイートに含めるよう交渉しており、準備作業は間もなく完了する。
Inforakshaは2003年度には10クロー(US$207万)の売り上げを見込んでおり、親会社ABARは、英国、アラブ首長国連邦、その他の未進出市場の開拓を図っている。
ちなみにShah氏は海外在住インド人を対象にしたインド初のウェブ・ショッピング・モール、“IndiaPlazza.com”を創設、昨年同モールをSatyam Infowayに売却した。
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