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2002-12-02 ArtNo.30241
◆鉄鋼会社、熱間圧延鋼の再値上げ準備
【ニューデリー】鉄鋼メーカーは、10月と11月の値上げに続き向こう2ヶ月間に熱間圧延コイル(HRC)の価格をトン当たり300~500ルピー(US$6-10)さらに引き上げることを計画している。
エコノミック・タイムズが11月28日報じたところによると、Essar Steel Ltd(ESL)のJitender Mehra重役(MD)は「スチール・メーカーは需要の増加から、僅かだが、再度値上げを計画している」と語った。HRCのトン当たり価格は昨年の1万1000ルピーから1万5500ルピーに上昇している。
鉄鋼業界筋によると、経済協力開発機構(OECD)諸国が1億2000万トン設備能力をカットしたことから世界的に供給過剰状況は目立って改善した。このため近い将来鉄鋼価格が軟化する恐れはない。
Jindal Steel & Power Ltd (JSPL)のNaveen Jindal重役(MD)は、「鉄鋼業界は業績を改善させており、工場の操業状態も良好だ。現在の価格レベルは、鉄鋼各社にとって快適なもので、効率的な経営を行うものは黒字を回復している。需要が上向いていることから、価格も上昇、もしくは安定するものと見られる」と語った。
今年4月以来の価格の回復で、鉄鋼会社のボトム・ラインは顕著に改善、例えばTata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)の今年第2四半期の純益は651%アップ、JSPLも目覚まし増益を達成した。輸出需要も堅調で、小規模業者は、付加価値生産の75%を輸出している。こうした中で欧州連合(EU)においても鉄鋼業界が今会計年度第4四半期に新たな値上げを準備しているとされる。米国では、これまで操業を停止していた鉄鋼プラントが向こう数ヶ月間に操業を再開する見通しで、その動向が今後の価格動向を占う鍵と見なされている。
インドでは今年8-9月に季節的な需要の減退が生じ、鉄鋼メーカーらは2~3%のディスカウントを行った。このため鉄鋼価格の現行水準に対する懸念が生じていた。
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