SEAnews 2002-12-13 ArtNo.30305

【ムンバイ】総額4000クロー(US$8.27億)以上の事業拡張を準備するBharat Aluminium Company (Balco)は、フランスのPechineyおよびChina Aluminiumと技術提携問題を協議している。
エコノミック・タイムズが12月10日伝えたところによると、Balco幹部は同紙に以上の消息を語った。それによると、向こう3年間に進められる拡張計画には、アルミ精錬能力の10万トンから35万トンへの拡張、キャプティブ発電能力の270ＭＷ(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)から810ＭＷへの拡大、アルミナ製錬能力の18万トンから83万トンへの引き上げが含まれる。
これによりBalcoはHindalcoの製造能力に追いつくことができる。Hindalcoのアルミ精錬能力は24万2000トンで、目下、キャパシティーを10万トン拡張する工事を進めている。
Balcoの親会社SterliteグループはNational Aluminium Company Ltd(Nalco)民営化計画への入札も準備しており、仮に落札すれば、Balcoの拡張に関わる5000クロー(US$10.34億)前後の費用に加え、別途3000クロー(US$6.2億)前後をNalco権益買収に投じねばならない。Nalco民営化にはSterliteとHindalcoの他、外国企業12社以上が関心を表明している。ちなみにPechineyはNalcoにも技術支援を提供している。