【ハイデラバード】インドにおける地理情報システム(GIS:Geographical Information System)関連のビジネス・アプリケーションに対する支出は2003－04年には5000クロー(US$10.339億)を突破する見通しだ。
インディアン・エクスプレスが12月11日伝えたところによると、10日当地で催されたインド・ロシア地理情報技術会議(IRF-Geo:Indo Russian Forum for Geo Information Technology)の席上、IRF-Geo副議長を務めるアンドラプラデシュ州HyderabadベースのMapworld TechnologiesのGS Kumar重役は、市場調査会社International Data Corporationのデータを引用し、以上のように語った。それによるとＧＩＳソフトウェアの世界市場は12億米ドルに達しており、今後一層大きな成長を遂げる潜在性を備えている。ＧＩＳソフトウェア市場は年率15－20％の成長を遂げる見通しで、ハードウェア／ソフトウェア双方を含む世界市場規模は40億米ドル前後と見られる。
Oracle、IBM、Informix、Sybase等の法人ソリューション・ビルダーは、ＧＩＳをＥＲＰ(enterprise resource planning)に組み込み、スペーシャルなケイパビリティーを開発している。全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)は、測量調査領域に革命的な変化をもたらし、高解像度の衛星データはＧＩＳ技術の発展に弾みをつけた。