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2002-12-16 ArtNo.30313
◆三星電子、US$2500万冷蔵庫製造施設増設
【ニューデリー】韓国三星電子の現地子会社Samsung India Electronics Ltd (SIEL)は、2500万米ドルを投じウッタルプラデシュ州Noidaに冷蔵庫製造施設を設ける。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥーが12月11日、SIELのR. Zutshi副社長(セールス)の言を引用し報じたところによると、年産50万台の新施設は2003年8月乃至9月の稼働が目指される。
新製造施設では当面170リッターと190リッターの直冷式冷蔵庫と310リッターと340リッターの霜取り不要冷蔵庫が生産されるが、直冷式が全体の70%を占める。また地元部品を70-80%使用し、価格競争力の強化を図る。冷蔵庫の2002年の売り上げ目標は20万台で、新製造施設が稼働する2003年にはその2倍を見込んでいる。また2年後には輸出も予定、インドを小型冷蔵庫の輸出ハブにする可能性を検討している。
Noida工場は三星電子にとって、韓国、中国、メキシコ、タイに次ぎ5番目の冷蔵庫製造拠点になる。冷蔵庫製造施設の増設は、家電製品(home appliances)ビジネスの成長を加速し、消費者用電子製品(consumer electronics)部門と拮抗する部門に育成するのが狙い。今年1-11月の家電製品売上げは22%の伸びを見たが、目下のところ消費者用電子製品と家電製品の売上げは60:40の比率になっている。SIELは過去2年間にNoida工場で洗濯機とエアコン及び電子レンジを製造して来た。洗濯機の年間生産規模は各30万台、エアコンと電子レンジのそれは各10万台。同期間には、ディーラーの数も6000から8000に25%拡大された。Noida工場にはこの他年産100万台のカラー・テレビジョン製造施設が設けられており、製品の15%は輸出されている。
これまで研究開発(R&D)活動に1200万ドルを投資して来たSIELは、今年下半期には家電製品のR&D施設も増設した。来年は家電製品関連R&D投資の拡大も予定していると言う。
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