SEAnews 2003-01-17 ArtNo.30453

【ムンバイ】スチール・ワイヤー・ロープ(鋼索)事業に照準を合わせるUsha Beltron Ltd (UBL)は、向こう3年間に輸出売上げが50％拡大するものと見ている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月14日報じたところによると、ＵＢＬのP. Bhattacharya重役(MD補)は同紙に以上の見通しを語った。それによるとＵＢＬは、直径3～120ｍｍの600～700種類の鋼索を年間4万トン製造しており、こうした製品は鉱業、石油、エレベーター、クレーン、自動車、一般エンジニアリング業界で広く用いられている。現在の営業額は約800クロー(US$1.65億)で、内輸出売上げが200クロー(US$4136万)前後を占めているが、向こう3年間に国内販売は700クロー(US$1.45億)に、輸出売上げは300クロー(US$6203万)に拡大する見通しだ。
世界第4位の鋼索メーカーを自負するＵＢＬは、過去10年にわたり輸出ビジネスを手がけ、海外に600人のスタッフを配置している。同社はタイと英国に、それぞれ東南アジアと英国周辺の需要に応じる製造拠点を設けており、目下アラブ、アフリカ諸国の需要に応じる第3の海外製造拠点をドゥバイに設ける準備を進めている。この他、シンガポール、南アフリカ、ヒューストン、スカンジナビア諸国に、ディストリビューション・センターを設けていると言う。