【ニューデリー】国民会議派のSonia Gandhi総裁は15日、「マハラシュトラ州の新首席大臣の人選は今日、明日にも決定されるだろう」と示唆した。
ビジネス・スタンダードが1月16日伝えたところによると、記者から問いつめられたガンディ女史は、「我々のオブザーバーは今夜帰還する。方針はあるいは今日、さもなければ明日にも決まるだろう」と語った。
国民会議派全国委員会(AICC:All India Congress Committee)のメンバー3人はこの日、国民会議派州議会下院議員(MLA:Member of State Legislative Assembly in India)2人からVilasrao Deshmukh首席大臣の後任問題に関して意見を聴取した。ＡＩＣＣチームは、州政府のゲスト・ハウスで、国民会議派の州議会下院議員、上院議員(members of legislative council)、州公務員らと会談、首席大臣の人選問題等について意見を聴取した。同会談にはShivraj Patil国民会議派国会下院副委員長も同席した。
この日の早朝、Deshmukh首席大臣は公邸に国民会議派下院議員を招き、支持取り付けを図ったようだが、Deshmukh首席大臣の批判者とされるRanjit Deshmukh氏は、「下院議員らはその種の役割を務めることを望まなかった」とマスコミに語った。
国民会議派国会下院リーダーも務めたShivraj Patil氏は、「今回の党会議は、州政府の業績に対する定例の中間評価と、党が直面する課題を検討するためのもの」、「マハラシュトラ州政府は立派にその任務を果たして来たが、我々は一層の改善をはからねばならない」等とコメントした。
ＡＩＣＣメンバーから事情聴取を受けた州議会下院議員によると、Deshmukh首席大臣に率いられる民主戦線(DF)政権のパフォーマンスに関する質問を受けたが、リーダーシップの交替や新指導者の選択に関する意見は求められなかったと言う。
昨年8月の政治危機に際して首席大臣の苦境脱出を助けた無所属議員12人は、今回はDeshmukh首席大臣を見捨てたようだ。
国会問題担当者として無所属議員12人と会談したPatil氏によると、同氏は一連の討議を通じ、これら議員の意向を聴取するとともに、ＤＦ政権に対する変わらぬ支持とりつけに努めたと言う。