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2003-01-22 ArtNo.30485
◆BAL、地元業者通じ東南亜各地に製造拠点設置計画
【ムンバイ】地元の主要二輪/三輪車メーカー、Bajaj Auto Ltd(BAL)は、東南アジアの異なる地域に、現地のディストリビューターやチャンネル・パートナーを通じて組み立てラインを設け、モーターサイクルを製造することを計画している。
エコノミック・タイムズが1月14日報じたところによると、今年4月に125ccのカワサキ・ワールド・バイクを発売する予定のBALは、こうした方式を通じ、海外市場におけるプレゼンスを強化するとともに、それに伴う財政負担は最小限にとどめる計画だ。
BALは最近、二輪車と三輪車の完全ノックダウン・キット(CKD)及び半ノックダウン・キット(SKD)をインドネシアとブラジルに初出荷した。両地ではチャンネル・パートナーが組み立てラインを設け、車両の製造にあたる。BAL幹部によると、同社はインドネシアとブラジルで採用した方式を如何に世界の他の地域に当てはめるか研究している。
アナリストによると、海外のディストリビューターを通じて組み立てラインを設けるのは、BALにとって最も安上がりな方法と言える。投資はディストリビューターの帳簿に計上され、BALは財政的重荷を回避、輸出に専心できる。BALはインドネシアとブラジルの他、コロンビア、エクアドル、イラン、スリランカにも組み立てラインを設けている。
今会計年度のモーターサイクル輸出は大幅に拡大しており、通年の二輪三輪車輸出は昨年実績4万3000台の2倍以上、9万台前後に達する見通しだ。BALは独自開発したバイク“Pulsar”のメキシコへの輸出も開始した。今年通年の同モデルの輸出は約6000台と見積もられる。カワサキ・ワールド・バイクの製造開始後、輸出は大幅に拡大するものと見られる。BALとカワサキは、国際市場を開拓するディストリビューション会社を合弁で設立する可能性も検討している。カワサキは、現在、世界市場で販売するバイクの60%前後をBALを通じて製造している。
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