SEAnews 2003-02-14 ArtNo.30604

【ハイデラバード】アンドラプラデシュ州Hyderabadを拠点にするDanlaw Technologies Ltd(DTL)は、ビジネスや一般用途のセキュリティー・ソリューションとして応用可能な一連の生物学的測定アプリケーションを開発した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月10日報じたところによると、SecurityMY PCと命名されたアプリケーション・スイートには指紋読み取り機、ロゴン・プロテクター、ファイル・デスク・プロテクター、パスワード・プロテクターが含まれる。これらのアプリケーションは、長たらしく、複雑なパスワードに代えて指紋を用いるため、簡便で、安全性も高い。スタンドアローンのパーソナル・コンピューター(PC)やネットワークへのアクセスからＥコマースに至るまで、手軽なファイル及びフォルダー暗号化の便宜を提供する。
ＤＴＬの生物学的測定アプリケーションは半導体イメージ・センサー技術ＡＰＳ(active pixel sensor)を応用したタッチ・チップ・リーダーをベースにしている。同リーダーはウィンドウズ・アプリケーションと互換性を有し、プラグ＆プレー機能を発揮する。
この他、ＤＴＬが開発した電磁タグと無線周波数タグを用いた電子文書監視システムは、図書館や美術館等で応用可能で、小売店舗用に開発したEAS(Electronic Article Surveillance)タグ及びラベルは、店頭の商品を保護する最も効果的手段と言える。サーバーのアクティブ・ディレクトリーやスマートカードにパスワードを記憶させることにより、ネットワーク上の全てのＰＣで登録されたパスワードが利用できるシステムやユーザーにとって簡便なだけでなく、管理者の負担も軽減するシングル・サイン・オン・ソリューションもＤＴＬの手に成る。これらのアプリケーションの一部は最近ドバイで催された情報技術(IT)博覧会“Gitex”に出展されたと言う。