【ムンバイ】Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)はCoal India Ltd (CIL)と提携し、CILが開発権を有しながら、財政上やその他の問題から開発に着手していない炭鉱の開発を手がけることに依然強い関心を抱いている。
インディアン・エクスプレスが2月21日報じたところによると、ＴＩＳＣＯスポークスマンは同紙に以上の消息を語った。それによると、この種の提携は両社の利益に適っているが、これまでＣＩＬが事業再編を進めていたため、実行に移すことができなかった。
インドは量的にも質的にも石炭供給の不足に直面している。ＣＩＬは豊富な資源を確保しているにも関わらず、財政問題等からこうした資源を有効に開発し、国内産業のニーズに応じることができない状況にある。
インドの石炭資源は低グレードのため、大規模な選鉱施設を設けることが急務とされている。選鉱施設は資源の有効利用と、付加価値を高めることに役立つ。石炭産業の未来は、規模の経済性実現とワールド・クラスの鉱山／選鉱施設を設けることにかかっており、Tiscoはインドでは唯一、この方面の豊富な経験を有する民間企業と言う。