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2003-03-10 ArtNo.30745
◆在庫水準増加の報道に関わらず地元鉄鋼業界先行きに楽観
【ムンバイ】大手外国証券会社がアジアのキー・マーケットにおける在庫水準の上昇に警鐘を鳴らしているにも関わらず、地元鉄鋼業界は、こうした懸念には根拠がないと楽観的見通しを変えていない。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月6日報じたところによると、Goldman Sachsは3月3日付けのレポートの中で、「過去2、3ヶ月アジアの供給は需要を上回っており、日本における在庫は1月に急増、韓国と台湾における在庫水準も引き続き上昇基調を辿っている」、「2003年第2乃至第3四半期には鉄鋼の契約価格はピークに達し、スポット価格は2、3ヶ月以内に下降に転じる」と予想、韓国の Posco(浦項製鉄)やChina Steelの評価に見直しを加えた。
この点に関してTata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)スポークスマンは、「鉄鋼市況は向こう3~6ヶ月も安定が見込まれ、国内需要も堅調」とするとともに、「我々は国内に長期性の顧客を擁する」とし、同社の輸出比率は15~18%のため譬え海外の市場動向に変化が生じても深刻な影響は受けないと語った。
Jindal Vijaynagar Steel Ltd (JVSL)のJ.K. Tandon重役(MD補)は「(Goldman Sachsの)レポートは脱線の嫌いが有る。通常、中国や米国への鉄鋼輸出は品質に関するフィードバックが伴うが、輸出品が在庫として蓄えられている場合にはフィードバックはない」と指摘した。同氏によるとこれまで輸出が牽引役を果たして来た鉄鋼市況の先行きに何ら懸念は存在せず、こうした状況は短期、中期的に維持される見通しと言う。
アジアの多くの鉄鋼会社が鉄鉱石を輸入しているゴアにも同様な楽観的見通しが支配的だ。ゴア鉱石輸出業者協会(GMOEA:Goa Mineral Ore Exporters Association)の幹部は、「中国方面の需要は依然旺盛で輸出業者は、需要に応じるのが難しいのが現状。近く予定される日本との価格交渉でも、3~5%の値上げが予定されている」と語った。
先のTisco幹部はまた「中国は鉄鋼を必要としているが、中国のプラントは老朽化しており、海外からの供給に依存せざるを得ない」と付言した。
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