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2003-03-10 ArtNo.30755
◆HPL債権金融機関、IOCとの出資協議再開要求
【ムンバイ】Haldia Petrochemicals Ltd(HPL)の債権金融機関は5日、プロモーターのPurnendu Chatterjee氏に、Indian Oil Corporation (IOC)を出資パートナーに加えることを再度検討するよう求めた。
エコノミック・タイムズが3月6日報じたところによると、プロモーターによりHPLに新規注入することが約束された107クロー(US$2213万)がその実、香港上海銀行(HSBC)からの借入で賄われ、Chatterjee氏傘下の企業とHPL自身が、保証と二次保証を提供することを発見したIndustrial Development Bank of India (IDBI)に率いられる債権金融機関は、態度を硬化させ、以上の要求を行った。
某銀行筋によると、この種の資金注入方式は受け入れられず、債権金融機関は数日前に正式にChatterjee氏に不満を伝えた。金融機関はこれ以上、HPLを漂流させておくことはできず、Chatterjee氏は1週間以内にその立場を明らかにせねばならないと言う。
IOCは、これ以前にHPLの26%のシェアと引き替えに468クロー(US$9677万)の注入を認める一方、他のプロモーターの持分を26%以下に引き下げ、経営支配権をIOCに与えるよう要求したが、その後、他のプロモーターらがその持分と投票権を担保としてIOCに預けると言う案を受け入れた経緯がある。
一方、エコノミック・タイムズが3月7日報じたところによると、HPLのプロモーターに名を連ねる西ベンガル州政府は、債権金融機関に対し、IOCとの交渉再開を認めた。
これに対してIOC側はいつでも交渉に応じる用意が有ることを表明する一方、経営管理権の掌握を含む、当初の出資条件を修正する意思のないことを再確認した。IOCのトップ・オフィシャルは「HPLのプロモーターらが、方針を決め、確実な案を提起した後、我々は詳細を詰める用意がある」と語った。
西ベンガル州政府のNirupam Sen商工部長によると、IDBIは、Gas Authority of India Ltd (Gail)とIOCの出資条件を比較検討した後、IOCがHPLに注入することを認めた額は、GAILのそれを上回り、GAILの出資条件は、IOCのものより厳しいことを発見した。州政府は7日以内にIOCにアプローチする具体的方式を決めると言う。Sen氏は、HPLとGAILの取引契約を証券化し、新資金を調達する可能性を否定した。
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