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2003-03-12 ArtNo.30766
◆シロモノ家電会社、プレゼンス拡張に本腰
【ムンバイ】Whirlpool、Samsung、LG、Electrolux等の多国籍企業は、インドのいわゆるシロモノ(大型家電)市場におけるプレゼンスの拡大に本腰を入れる構えだ。業界筋によると、欧州市場はほとんど冬眠状態に有り、少なからぬ家電プレーヤーが、中国やインド等の新興市場に戦略の重点をシフトしつつある。低い製造コストと未開拓市場の存在がこうした新興市場の魅力の中心になっている。
エコノミック・タイムズが3月10日伝えたところによると、ワールプールは世界調査の結果、メキシコ、ブラジル、インド、中国に照準を合わせ、これらの国に最もコスト効率の良い製造、研究開発(R&D)施設を設けると同時に、欧州や北米の一部ユニットの閉鎖を検討している。マハラシュトラ州PuneのアジアR&Dセンターに約500万米ドルを投資する方針を決めた同社は、中国もしくはインドをソーシング拠点にする計画だ。
韓国の家電大手、サムスンのインドにおける成長率は、その他の市場における成長を遙かに上回り、同社もインドをソーシング・ポイントにする可能性を検討している。Samsung AsiaのK S Kim社長兼CEOによると、同社の東南アジア子会社の製品担当マネージャーらは、今月デリーで会合し、家電製品の成長戦略を練る。現在インドは域内家電売上げ全体の約30%を占めているが、2年内に同比率は50%に拡大するものと予想される。Samsung Indiaは、2500万米ドルを投じ、年産50万ユニットの冷蔵庫工場を建設中で、新工場は今年8月に稼働する。この他、同社はカラー・テレビジョン(CTV)や他の家電製品の製造施設の拡張に別途1000万米ドルを投資する計画と言う。
スウェーデンのシロモノ会社エレクトロラックスは、株主割り当ての発行を認められたもようで、一連の国際製品をインド市場に紹介するに先立って、100クロー(US$2068万)を超える累積損失を抹消するものと予想される。
これらの企業の多くは少なからぬ製品の試験を行い、インドの風土に合ったカスタマイズを進めており、ワールプール、サムスン、LG等は、今年3-5月に、エレクトロラックスは今年末までに、実際の売り出しを行うものと見られる。
LG幹部は、エコノミーやマス・セグメントでは、価格が需要喚起の原動力になると指摘、アグレッシブな価格戦略を展開することを暗示した。ちなみにインドの冷蔵庫市場は昨年8-10%の成長をとげ、洗濯機市場も5%前後の伸びを見たと言う。
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