【ニューデリー】ホンダが100％出資する現地子会社、Honda Motorcycle and Scooter India (HMSI)は先週、欧州市場向けに開発した102ｃｃモタースクーター“Lead”をお披露目した。
エコノミック・タイムズとザ・ヒンドゥーが3月7／8日、HMSIのステートメントを引用し伝えたところによると、LeadはHMSIが昨年インド国内で発売した既存のスポーティー・モデル“Dio”の変形バージョン。モーターサイクルの機動性とスクーターの快適さをコンバインした4ストロークのモータースクーター新モデルは、当面ドイツ、イタリア、スイスに輸出される。その後その他の欧州諸国にも輸出され、初年度に1万2500台の輸出が目指される。
HMSIはこれまでに既にActivaとDioモデルを南米、中米、アフリカ、中東、アジア諸国に輸出している。記者会見に臨んだHMSIの滝口社長兼CEOによると、ホンダのグローバル・ネットワークを利用し、輸出ビジネスを先進国にまで拡大、欧州市場の開拓に着手した。また専ら国際市場向けに生産されたLeadの出荷により、HMSIは、ホンダのグローバル市場向け製品のサプライ・ベースとして更に重要な役割を担うことになると言う。