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2003-03-12 ArtNo.30772
◆年初9ヶ月の鉄鋼輸出32%アップ
【ニューデリー】年初9ヶ月(2002/4-12)の鋼板出荷は目覚ましい増加を見たが、これは主に輸出が急増したためで、国内消費の伸びは僅かにとどまった。また輸出についてもボリュームよりも、国際価格上昇に伴う額の伸びが先行した。また同期間の輸入の伸びは相対的に小幅だったことから、鉄鋼貿易は純出超となった。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月9日、エコノミック・タイムズが同8日伝えたところによると、年初9ヶ月の鉄鋼完成品と半完成品の輸出は292万1000トンと、前年同期の221万8000トンから32%の増加を見た。銑鉄輸出もほぼ2倍に拡大した。しかし同期の輸入の伸びは16.5%にとどまった。
熱間圧延(HR)コイル及び鋼帯(skelp)の輸出は昨年同期の33万トンから77万トンに2倍以上に拡大、亜鉛鍍金平板/波板(GP/GCシート)の輸出は、6万トンから99万1000トンにジャンプした。今会計年度の余す3ヶ月もこうした傾向が持続する見通しだ。加えてHRコイルのトン当たり輸出価格(FOB, ex-Europe)は2002年1月の190米ドルから同年12月の305米ドルに60%以上上昇した。圧延鋼のトン当たり価格は目下、360-370米ドルで、向こう数四半期もこうした高値が維持されるものと予想される。
インド産鉄鋼製品の2001年4月から2002年3月の間の主要な輸出相手国には、中国、米国、スペイン、香港、南アフリカ、イタリー、ベルギー、日本、韓国、マレーシア、ナイジェリア、サウジアラビア、スリランカ、イラン、タイ、バングラデシュ、ネパール、インドネシアが名を連ねている。
Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)の年初9ヶ月の鉄鋼輸出額は、前年同期の2倍の800クロー(US$1.65億)をマーク、輸出先別では中国と米国が各90クロー(US$1861万)、ネパールが205クロー(US$4239万)を記録した。中国と米国向け輸出の大部分は鋼板で占められた。
Steel Authority of India Ltd (SAIL)は2003年1月までの年初10ヶ月に、前年同期の46万3000トンから63万3000トンに輸出を拡大した。取り分け第3四半期の輸出は120%以上の伸びを見、年初9ヶ月の成長率は26%に達した。このため2002-03通年の輸出は、ボリュームで45%増の80万トン、額は1000クロー(US$2.07億)以上をマークするものと、同社は期待している。
他方、Essar Steel Ltd(ESL)は昨年10月以来101%、Ispat Industries Ltd(IIL)は95%以上の設備稼働率を実現している。
ちなみに米国は昨年3月に新たな輸入規制を敷いたものの、世界貿易機関(WTO)パネルの最近の裁定に従い、CTL(cut-to-length)炭素鋼板に対する反ダンピング税率を72.49%から42.39%に引き下げた。
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