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2003-03-17 ArtNo.30801
◆プラスチック業界、輸入完成品の流入と原料急騰で窮地に
【ムンバイ】国産原料の高騰と低廉な輸入完成品の流入で、年商2万5000クロー(US$51.70億)のインド・プラスチック産業は窮地に立たされている。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月13日報じたところによると、全インドプラスチック製造業者協会(AIPMA:All India Plastic Manufacturers Association)のMohan Jain会頭はこのほど環境及びリサイクル委員会のHarpal Singh議長と共同記者会見し、以上の消息を伝えた。それによると、過去5ヶ月間に国産ポリ塩化ビニール(PVC:polyvinyl chloride)の価格は26%、低密度ポリエチレン(LDPE:low density polyethylene)は18%、高密度ポリエチエン(HDPE:high density polyethylene)は23%、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE:low liner density polyethylene)は19%、ポリプロピレン(PP:polypropylene)は24%、それぞれ上昇した。ちなみに国内には原料メーカー15社が存在する。
国内プラスチック・メーカーは輸入関税が30%にのぼるため海外の低コストな原料を利用することができない反面、主に中国からの低価格な完成品の流入により、国内市場シェアの縮小を強いられている。こうした中で国内2万2000社(85%が小規模業者)のプラスチック・メーカーの稼働率は60%にとどまっている。
例えば台湾の原料輸入関税は2.5~5%、韓国は8%、マレーシアは10-20%、中国は6-13%、スリランカは12%、ネパールは11%(再輸出する際には7%が払い戻される)、香港は0%、バングラデシュは5%(VAT)、フィリピンは15%となっている。
新年度予算案は輸入関税の5%ポイント・カットを提案しているものの、依然として近隣諸国を遙かに上回っている。
インドの国民1人当たりのプラスチック消費は3.6キロと、国際平均の19キロを遙かに下回っており、政府が適切な支援措置を講じるなら国内プラスチック産業は4倍に成長する潜在性を備えている。
このため同氏は金曜に蔵相と会見、国内プラスチック産業に対する保護措置を要請する計画と言う。
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