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2003-03-28 ArtNo.30874
◆今が石化コンプレックス建設の時機:格付け会社
【ニューデリー】目下、市場は過剰供給に直面しているが、2005-06年までの需給動向を配慮するなら、インドは大規模な石油化学コンプレックスを建設する時機を迎えていると言う。
エコノミック・タイムズが3月25日報じたところによると、信用格付け会社Investment Information and Credit Rating Agency (ICRA)は、汎用ポリマー製品市場調査報告の中で以上のように指摘している。それによると、今日インドにおけるエチレン製造施設の約56%はナフサ・ベースで、世界的平均の51.5%を上回っている。またインドにおける天然ガス・ベースのエチレン・プラントも全体の44%を占め、世界平均の36%を上回っている。天然ガス価格は、目下のところ石油価格の55%前後で、価格競争力を備えており、Reliance Industries Ltd(RIL)も最近大型ガス田を発見したが、だからと言って、ガス・ベースの石油化学コンプレックスが急増する可能性はない。これは、ガスにはエタンとプロパンがそれほど豊富には含まれていないためで、大部分の石油化学コンプレックスは依然としてナフサに依存せざるを得ない。
今日の環境下においてこの種の大規模なプロジェクトを進める可能な方式の一つは、エチレン派生品領域におけるコスト競争力を備えた中東のプレーヤーと出資協力を結ぶこと。
また個々の品目に関して言えば、中期的に直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)プラントは高稼働率を実現できる。LLDPEと高純度ポリエチレン(HDPE)の設備過剰は2003-04年の間のみにとどまる見通しだ。
ポリ塩化ビニール(PVC)の需要は中期的には年率10%の成長を遂げる見通しで、現在計画されている新規設備の追加だけでは、十分需要に応じることができない。
ポリプロピレン(PP:polypropylene)の需要も年率10%の成長が見込まれるものの、国内需要は依然十分ではなく、またプロピレンが代替品を務めることから、Supreme Petrochem等のプレヤーは輸出により多く依存する必要がある。
ポリマー需要が1995-96年にピークに達した時、軽率に設備能力を拡大したことから、設備稼働率が低下、世界のポリマー市場のマージンは下降した。しかしインド業界は、関税障壁とルピーの値下がりに助けられ、比較的無傷だったと言う。
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