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2003-03-31 ArtNo.30882
◆イラク戦に伴う燃料コスト・アップで製造業に深刻な影響
【ニューデリー】過去数ヶ月の中東情勢の悪化から燃料コストが急騰、製造業部門が深刻な打撃を受けている。
エコノミック・タイムズが3月27日報じたところによると、プロパン、燃料油(furnace oil)、ナフサ、ディーゼル油、軽ディーゼル油(LDO)等の基礎産業燃料は平均30%値上がり、肥料、鉄鋼、セメント、紙、ガラス、化学品、砂糖等、燃料集約産業のコストが急上昇している。
年商280億米ドルの化学産業は、原料コストの上昇により取り分け深刻な影響を被っている。Solaris Chemtech(旧社名Bilt Chemicals)のManoj Dutt重役(MD)によると、クロロアルカリ製造業者はディーゼル発電機(DG)を用いたキャプティブ発電に大きく依存していることから、燃料値上がりの直撃を受けた。
しかし、石炭燃料を使用している業界は影響を回避できたようだ。Jindal Steel and PowerのSushil Maroo副社長は、同社は自前の炭鉱を保持しているため、燃料高騰の影響を受けておらず、石炭については、市場価格も安定していると語った。
しかし非石炭燃料を使用している鉄鋼会社は、打撃を受けており、生産コストは過去2ヶ月間に8~10%アップ、中でも電力コストが1キロワット当たり1ルピー上昇したと言う。鉄鋼業界筋は、「これまでのところ上昇したコストは自ら吸収しているが、このまま上昇し続けるなら、最終的に顧客に負担を求めざるを得なくなる」と語った。
主にファーナス・オイルと高速ディーゼル油を燃料として使用しているセメント業界の燃料コストも12-13%アップした。
ガラス業界は、使用する燃料の種類により25~40%のコスト上昇に直面している。カラー・テレビ・ブラウン管用グラス・シェルの製造を手がけるSamtelの場合、燃料コストの増加は、ディーゼル油の15%の値上がりの範囲に収まったようだが、プロパン/LDO/液化石油ガス(LPG)を使用する白黒TVブラウン管メーカー、Hotlineはより高いコスト・アップに直面している。
肥料業界はナフサとファーナス・オイルの値上がりでやはり甚大な打撃を受けている。
インド産業連盟(CII)スポークスマンは、「燃料の国際価格は極めて不安定だが、その実、在庫レベルは高水準で、供給が不足している訳ではない。このためイラク戦争さえ短期間に決着すれば、価格は安定するはず」と語った。
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