SEAnews 2003-03-31 ArtNo.30885

【ニューデリー】ドイツの大手タイヤ会社Continental AGは、今年6月までに同社製モーターサイクル・タイヤをインド市場に紹介する。
エコノミック・タイムズが3月28日伝えたところによると、コンチネンタルはインドの急成長するモーターサイクル市場に注目、地元企業Metro Tyresと手を結び5－6年内にインド二輪車タイヤ市場の25％のシェアを占める計画だ。コンチネンタル社のチームは目下インドで自社製タイヤのパフォーマンスをテストしており、今年5月半ばまでに商業生産に着手、6月初までに販売を開始する。
2001－02年には120万本のモーターサイクル・タイヤが販売され、今会計年度の販売量は25％増の150万本と予想されている。またスクーター・タイヤの販売は年率10－12％の成長を見、今会計年度は100万本弱に達する見通しだ。
現在、インドの二輪車タイヤ市場は、MRF、TVS Srichakra、Dunlop、Ceat等のプレーヤーにより支配されている。
コンチネンタルは、アフター・マーケットにおけるプレミアム・ポジションを梃子に、市場をリードしているＭＲＦを主要なライバルと見なし、ＭＲＦ製タイヤのテストも行っている。コンチネンタル製タイヤの製造は、デリー拠点のMetro Tyresが引き受けている。